雛人形問題

ここ最近は、娘ちゃんに雛人形を買ってあげようと思っていろいろと活動した。そもそもまだ買ってなかったのかって話なんだけど、初節句のときは突発のグアム新婚旅行計画とかぶってしまったので雛人形を吟味する時間がなくて、やむなく雛人形の型紙をダウンロード&印刷して手作り工作し、次の年は里帰り出産で実家にいたので私の雛人形を飾ってもらっておしまいだった。
ついに今年、用意しよう!と一念発起。いろいろ調べてみた。とりあえず雛人形の意味とか、種類とか、値段の相場とか。調べれば調べるほどにハテナがたくさんとんだ(*_*)とりあえずはコンパクトサイズでかつ長持ちするという木目込み人形狙いで、有名な作家さんのものをググってみたら、なんか全然可愛くなくてビックリ…失礼ながら、こんなのがこんなお高いお値段で!と思ってしまった。もっと可愛いお顔のものはないのかと検索してて見つけたのが「ふらここ」という人形店。赤ちゃんフェイスですごく可愛い。カタログを取り寄せてみたら、とても親切でわかりやすくて好感持てた。しかし高い…。というか雛人形ってそもそも、量産品ではないちゃんとしたもので、かつ親王飾りではなくて三人官女や五人囃子もついているものを買おうと思うと軽く20万超える…。そう考えると、ふらここは別に特別高くはないのかも、と思ったりもして。
でもすごい高い買い物だから、迷って困ってるうちに2ちゃんねるにたどり着いて、いろんな人が雛人形にまつわる思い出を語ってるのを読みながら、自分の雛人形のことを思い出した。私のは昔ながらの立派な7段飾りの衣装着の雛人形。収納箱がデカイのでしまっておくのがまず大変。組み立てるのも超大変。あれを毎年出して飾ってくれていた母に猛烈に感謝の気持ちが湧いてきた。買ってくれたおじいちゃんおばあちゃんにも、ありがとうだなぁ。小さい頃、段飾りの裏側に入って秘密基地ごっこしたり、雛道具で遊んだりしてたなぁ。
そう思うと、娘ちゃんにも、小さくてもせめて五人囃子くらいまで揃ったものを用意してあげたい。雛道具も欲しい。そんな気持ちがむくむく大きくなってきた。
そこで一方うちの旦那…娘ちゃんに雛人形買ってあげたい気持ちは大いにあるんだけど、ふらここのカタログ見ながら「高いな〜高すぎるな〜」って。私が吟味に吟味を重ねて「これがいいと思うんだけど」と提案しても「いやぁ〜高いでしょ〜」と取り合ってくれない。
じゃあどうするの!早くしないとふらここの雛人形はもうすぐ売り切れるっていうのに!イライラ(−_−#)
イライラを抑えながら会話を続けると「10万以内くらいで良いのないの?楽天見たらもっと安いのいっぱいあるよ。一年に一回しか出さない人形に、この値段は高すぎるよ」と言いだした。旦那本人は立派な五月人形の兜を買ってもらってるのになんでこんなに気持ちが薄い〜のか。聞いてみたら、兜は大きくて立派すぎてしまうところもないので年中飾っていたらしい。そんなだから特別なものだという意識もないらしい。そもそも男子には五月人形を愛でるという感覚がないのかも、だから旦那がこんなこと言いだしても仕方がないのかもと思い、10万以内の予算では親王飾りくらいしか買えないこと、女の子にとっての雛人形ってどんなものなのか自分のエピソードと他人のエピソードを交えつつ伝え、雛人形の相場について書かれたページを探してURLを送って見てもらい、感覚を擦り合わせた。何かにつけてこういったプレゼン作業が必要で、毎度面倒なんだよな…でもその甲斐あって雛人形をちゃんと選ぶ気になってくれた。
ふらここの他にも「ひととえ」「ひな雛」「キクエ」などもネットで見てみたけど値段もあまり変わらないかむしろ高いくらいだし、なんかよくわかんなくて…。結局顔が一番可愛いと感じたふらここで選ぶことにした。
旦那にカタログを渡してしばらく放っておいたら、珍しく「これがいい」と選んだ!私がいいなと思ってたのは平置きの五人飾り(あとから人形を買い足しできる)だったけど、旦那が選んだのは五人囃子つきの段になってる十人飾りだった。高いやつじゃん!いわく「五人飾りって中途半端だし、それだったらむしろ二人(親王飾り)の方が良い。だから十人が一番良い。十五人だったら多いし。」とのことだった。着物の柄も「これが一番良い」と明確な意思があって、私はその頃にはもう買ってくれるなら顔が好きなものならどれでも良いやくらいの気持ちになってたので、旦那が良いと言ったものに決めることにした。ゆくゆく追加で雛道具を買おうと思ってたけど、送料が高いと気づいたので今回一緒に買うことにした。合計額が最初私が想定してたより5万以上高くなって目玉飛び出た(*_*)私の両親が少しカンパしてくれることになったので金額を調整しなきゃ。
そんなこんなでなんとか買えて良かった!届くの楽しみだなぁ!!飾ったら、子どもたちに触られないように、防御を頑張らなきゃ。
そして次は五月人形か…雛人形ほどではないにしろ、選ぶの大変そう!