娘ちゃん 音楽教室に行く

娘ちゃんの初の習い事として、音楽教室の体験レッスンに行った。そのコースは、音楽に合わせて体を動かしたり、エレクトーンをちょっと簡単に触ってみるといったような、それだけ聞くとまさに3〜4歳児が喜びそうなもの。だけど実際は、なかなかの衝撃的な内容だった。
先生が大きな絵本を読んでくれるんだけど、そのBGMでかかっている音楽がとても厚みのある本格的な音楽で、ストーリーとその音楽が連動していて、なんていうかそのせいで普通の絵本にはない物語になっていた。具体的には…汽車がシュッポシュッポと進んで駅に到着して犬と猫を乗せた後、なぜか熊の車掌さんが寝てしまう、それでみんなで「起きてー!」と叫んで起こしてから、また汽車が出発するというもの。娘ちゃんは「熊さんが寝ちゃうの、怖い」と言って途中から顔がこわばり全然楽しめなくなってた。たしかに運転手さんが寝ちゃうとか冷静に考えて怖すぎるよね。懲戒免職ものだよ。
その後のレストランの話では、カンガルーのウェイトレスさんが運んできた料理が、ぴょんぴょん跳ねながらきたもんだからぐしゃぐしゃになっていてお客さん皆ガーンとなったり、アリのウェイトレスさんが料理を運んできてくれたもののテーブルの穴に落ちちゃっていなくなったり、衝撃的なストーリーが続いて娘ちゃんショックから立ち直れず。
レッスンの趣旨としては、来年から始まる幼児科コースの前段として、音楽で喜怒哀楽を表現するための地ならし的な感じらしい。それは理解できるものの、内容がハードすぎてうちの子ついていけなそう。娘ちゃんに「音楽教室、楽しかった?また来たい?」と聞くと神妙な表情で首を横に振ってた。だろうね…。
でも、後で本人にもう少し丁寧にヒアリングしたところ、ピアノのレッスンはやりたいらしく、それなら私としては来年の幼児科に確実に通えるように今のうちから通わせておきたいと思う。幼児科は既にレッスン通ってる子から優先で日程が埋まるから、一般からいきなり通いたいと思っても日程が選べずに通えなくなる可能性が高い。こうなったら娘ちゃんを全力で説得するしかない。
「今日の音楽教室、怖かったかもしれないけど、怖いことは悪いことじゃないし、そういう風に思うことも音楽の勉強のうちのひとつなんだって。ママとおてて繋いでたら大丈夫じゃない?音楽教室、頑張って通ってみる?」
「うん、音楽教室、行く」
おお、この子は、腹をくくった!
「でもあの汽車のやつ、早く終わって欲しい」
そうだね…でもどうだろうね。
今の生活では、毎日娘ちゃん&息子くんを保育園に通わせてるだけ。家に帰って来たらひたすら生活をまわして、寝る前に本を読んだり読まなかったりしてるだけ。こどもちゃれんじやってはいるものの、子どもと向き合って教育的な時間を取るようなことは滅多にないから、音楽教室という時間を通して娘ちゃんともっとちゃんと向き合えるような気がしてる。
このままうまく申し込みできれば、11月から習い事に通うことになりそう。