ドラマ 聖女

最終回見たー。終わっちゃったー。
ドラプレっていうドラマの感想まとめサイトをいつも見てるんだけど、そこをチラ見してしまってから最終回を見たので、どんだけひどいラストかと警戒したけど、思ってたより全然良かったというか考えれば考えるほどジワジワ来るラストだった。良かった!

以下ネタバレ!

一般的な感想だと5話までがすごく面白くて、ラスト2話はつまんなくなっちゃった!みたいな感じ。それはラスト2話の主人公の態度がそれまでと一変しちゃったからだと思う。それまで婚約者をほっぽって初恋の相手にグラグラと気持ちが傾いていたのに、広末がやはり犯罪を犯していたのだと判断すると一変、すっかり手のひらを返してアッサリと婚約者と元サヤ。だんだんとストーカー化して壊れていく広末に対しての酷い発言の数々。「人を殺したいと思う人と実際にそうしてしまう人では、圧倒的に違うんだ!」とかの正論だったり「あなたはもう、俺の好きだったマリア先生じゃない!犯罪者だ!」とか、正論かもだけどそこまで言わなくても的な感じ。あんた婚約者裏切る勢いだったくせに何なの、って思う。
だけどその主人公の、浮気心からの手のひら返しっていうクソ男ぶり(!)が、このストーリーの根底にあった「悪いのは全部男」っていうのとリンクしてて結果的に良かった。この「何言ってるの、悪いのは全部男でしょ」っていうセリフを、広末とは全然違うタイプの女弁護士(だけど悪い男に引っかかるという点で広末と一緒)の田畑智子が言ったのもすごく良かった。広末のことが嫌いなはずなのに、一番理解していたのはこの人だったのね、っていうのが面白かった。
最後、広末が入水自殺をするんだけど、確かに今どきそんな展開チープだな!NHKだから?とは思うものの、そのベタな感じが悪くなかった。自分からいなくなってしまったことと、エンディングテーマの歌詞がマッチしてて、曲を聞いてたらなんだか悲しくなってきた。ただ幸せになりたかっただけなのに!聖女になるためにいろいろやってきたけれど、結局何もかもうまくいかなかった。人生で唯一愛することができた相手と劇的に再会して、相手も明らかに自分に気持ちが動いていたはずなのに結局うまくいかなかった。10年前のあのときに手放さなければ、今と全然違う自分になれていたかもしれないのに!今さら悔いても遅すぎる…!(T_T)

と、こんな感じで最終回を見てからエンディングテーマにハマってる。あぁ、面白いドラマだったー。

JUJU ラストシーン
これは1番だけだけど、2番の歌詞もかなりグッとる。